中学校 理科 2年 【2-1 化学変化と原子・分子 2章 化学変化と物質の質量(p.42ー57) (p.57)】

大問1

7つの班で,それぞれ異なる質量の銅粉をはかり取り,次のような実験を行いました。
(方法)
ア 銅粉をステンレスの皿に広げてのせ,ガスバーナーで加熱する。このとき,銅粉をこぼさないように注意して,薬さじでかき混ぜながら加熱する。
イ 冷やしてから質量をはかる。質量が増えていたら,再び加熱する。
ウ 全体の質量が増えなくなるまで,イの操作をくり返す。質量が増えなくなったら,加熱後の質量として記録する。
 
7つの班の実験結果から,次のグラフを作成しました。
□① 加熱すると,銅粉は何と化合しますか。( 酸素 )
□② ①で化合した後の物質の名前と化学式は何ですか。( 酸化銅 )( CuO )
□③ この実験で起こる化学変化を化学反応式で表しましょう。( 2Cu + O2 → 2CuO )
□④ 加熱後,質量が増えた理由を説明しましょう。( 銅が空気中の酸素と化合したため。 )
□⑤ 4.0gの銅粉を用いて同じように実験を行い,加熱後の質量が一定になったとき,加熱後の質量はいくらですか。( 5.0g )


大問2

炭酸水素アンモニウムの化学式はNH4HCO3です。この物質を加熱して分解すると,どのような物質ができると予想されますか。また,その物質ができたことを確かめるために,どのような方法が考えられますか。
あなたの予想と,それを確かめる方法を書きましょう。( N,H,C,Oの4種類の原子 から考えられる物質は,N2,H2,C,O2,H2O,CO2,NH3などである。それぞれの特徴や確かめ る方法は, ・N2 燃えない,ものを燃やすはたらきがない。 ・H2 点火すると音をたてて燃える。 ・C 黒い固体である。 ・O2 火のついた線香を入れると激しく燃える。 ・H2O 塩化コバルト紙がうすい赤色になる。  )


▶化学反応式(p.43〜56)

□化学変化の前後において,物質全体の質量は変化しない。これを質量保存の法則という。
□化学変化を化学式で表したものを化学反応式という。
□物質Aと物質Bが化合して化合物Cができるときは,AとBはいつも一定の質量の比で化合する。


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